ゼロから始めた小学校受験合格への道

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小学校受験でお話の記憶が出題される4つの理由とは?

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小学校受験で「お話の記憶」の問題は、定番です。

口頭で先生の話を聞いて、その問題について問題が出題されます。

問題文の長さは、学校によって様々で、息子の学校では2000文字を越えるお話が出題されています。

では、年中の5月の実力テストの問題を実際に解いてみましょう!!

 

お話の記憶 問題文

太郎君は、お父さんとお母さんとお兄ちゃんの健太君と妹の花子ちゃんとで車に乗って潮干狩りに行きました。

太郎くんは海に着くと早速、ビーチサンダルに履き替え、帽子をかぶり、バケツと熊手を持って貝をとりに行きました。

少し熊手で掘ると、すぐ貝は見つかり、太郎くんは面白くなってきたので、お兄ちゃんと競争になりました。

 太郎くんはあっっという間に8個、お兄ちゃんは10個もとりました。

妹の花子ちゃんは3個しかとれなかったので泣き出してしまいました。

お兄ちゃんと太郎くんは、1個ずつ花子ちゃんに貝をあげました。

 設問文

 ①潮干狩りに行ったのは誰ですか。〇をつけましょう。(制限時間 15秒)

②潮干狩りには何に乗って行きましたか。〇をつけましょう。(制限時間 15秒)

③海に着いて貝をとるときに太郎くんが持っていたのはどれですか。〇をつけましょう。(15秒)

④海に着いて太郎くんは何に履き替えましたか。〇をつけましょう。(15秒)

⑤1番多く貝をとったのは誰ですか。〇をつけましょう。(15秒)

⑥お兄ちゃんと太郎くんは花子ちゃんに貝をあげました。花子ちゃんは合わせて貝をいくつもらいましたか。その数だけ四角に〇をかきましょう。(15秒)

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 配点は、①②⑤は各2点、③④は各1点 合計10点

お話の記憶がなぜ出題されるのか

「お話の記憶」がなぜ小学校受験の定番となっているのでしょう。

これは学校側の出題意図を考えたら、理解できると思います。

学校側の出題意図は?

①絵本の読み聞かせなどを通して、親子の交流をしているか

②年齢相応の言語力がついているか

③物語を聞いて、想像を膨らますことができるような豊かな感受性を持っているか

④入学してから、話を集中して聞き、理解することができるか

このようなポイントをチェックしているのです。
そして定番となっているということは、学校側が重要視しているポイントということですよね。

 

お話の記憶を伸ばすには

お話の記憶は、言語能力を見る問題です。

問題をいくつも熟すだけで伸ばすことは難しいと思います。

問題を解くだけでなく、普段から言語能力を伸ばすことができるように工夫しておきましょう。

お話の記憶が得意なお子さんは、物語を頭の中でイメージできるそうです。

頭の中でイメージできているので、後で質問をされても答えることができるそうです。

こういった想像力を身につけるには、普段から想像力が必要となってくる遊びをすると良いでしょう。

例えば、粘土、ブロック、積み木など。

自分で考えて、手を動かすような遊びですね。

そして、外で遊ぶことも大切です。

土に触れたり、山で昆虫採集をしたり海や川で釣りをしたり、動物園や植物園、水族館に行くのもいいですよね。

お話の中に出てきた内容を想像できるような感性を養うことは、小学校受験するかどうかは関係なく、お子さんにとってとても大切なことで、将来に役立つと思います。

追記

ちなみに上のお話の記憶の問題の平均点は、4.3点です。(息子は最後の問題を間違っていたので8点でした)平均点が7割を超えてくると、だいたいの子が解くことができていて、4割以下だと難しい問題だったんだなという判断になるそうです。

だから、今回の問題は、そこそこ難しい問題ということですね。