ゼロから始めた小学校受験合格への道

ブログタイトル

東大前刺傷事件を知りママ友と話したこと

f:id:harukunmama:20220221073900p:plain

 

先に書いておきますが、私の息子は加害者の少年と同じ高校ではありません。

 

 

東大前刺傷事件はそんな遠い話ではない

東大前刺傷事件は、ネットニュースで知りました。

「とんでもないことが起きたな」

「せめて命に別状がなければいいんだけど」

「何年も頑張ってきてる受験生の1番大事な日を狙うんよ!被害に遭った受験生だけでなく、周りの受験生も試験なんて受けられる精神状態じゃないだろう」

とまず思いました。

 

そして、加害者が私立高校生2年で、「東大医学部に入りたかったけど1年の時から成績が伸びず」みたいなことを供述していると報道があり、

「なるほど」

と妙に納得してしまいました。(だからと言って、人を刺すことは理解できません)

 

東大を目指すくらいなんだから、県内でもトップレベルの高校なんだろうな、と勝手に思っていたらその通りでした。

 

「息子の学校でもこんな事件起きてもおかしくないな」と思っていたら、息子の学校のママ友からも同じ内容のLINE が来ました。

 

息子の学校では、

  • 高校の卒業式は顔色が悪い子が多い(勉強しすぎ)
  • 高3の模試の最中に発狂した子
  • 京大に落ちて外に出られなくなった子がいた
    と聞いたことがあります。

 

難関国立大学・医学部医学科に合格することがステータスなんですよ。

 

追い詰められる小学生

実際、親御さんから厳しいことを言われている子もいます。

それも小学生の頃から。

「漢字の宿題やってたら、急に震えだして、裸足で出ていったの。どこに行ったかと思ったら1駅離れた私の実家に行ってた」

という子もいます。

でもその子のお母様は、子どもがこんな行動に出た原因なんて考えていないようでした。

私は駅までの送り迎えのときに少し話す程度だったのですが、その少しの会話の中でも子どもにも対する厳しさは見てえきました。

 

「こんなことを言ったら気を悪くするかもしれないけど、お子さんはすごい追い詰められているから、しっかり話を聞いてもらえる心療内科とかを受診したほうが良くない?」

と言ったものの後日、

「かかりつけの内科の先生に聞いたら、心療内科なんて話を聞くだけで意味ない、と言われたんです」

と返ってきて、なんとも言えない気持ちになりました。

今は、どうなっているかはわかりません。

 

息子の学校には、スクールカウンセラーもいないので、こういった問題を抱えているお子さんを救う術がないんですよね。

 

進学校の生徒と親との関係

この事件の加害者の少年のお母様は、勉強に熱が入りすぎていることを心配していると書いた記事がありました。

文面だけなので、実際のところはわかりませんが「東大理Ⅲに行くように」言われていたわけではなさそう。

 

親からのプレッシャーがきつくて、「東大理Ⅲ以外は大学じゃない」とか言われてるのかな?と勝手な想像をしていたけど、違うようです。

加害者の生徒が通う高校も謝罪文を出していましたが、新型コロナのため伝えたいことが十分に伝わっていなかったみたいなことを書いていましたが、どうでしょうね。

 

何でも新型コロナのせいにしてはいけないと思いますね。

 

高校生の視野の狭さ

高校生って、まだまだ視野が狭いから、いろんな価値観を教えてあげないといけないと思うんですよね。

東大理Ⅲに行ける学力があるのは素晴らしいけど、世の中の優秀な医師がみんな東大医学部出身ではないですよね。

 

有名な先生も地方大学の医学部出身だったりしますよ。

 

医師の世界についてはわかりませんが、患者からしたら、どこの医学部を出ていてもいいんですよ。

ちゃんと、患者の目を見て、不安なことを全部聞いてくれて、適切な判断をしてくれる医師がいいんです。

 

医学部を目指してる高校生は知ってほしい、患者さんとコミュニケーションを取れる医師になって欲しい。

 

医学部に入れなくても、道はたくさんあるよ。

世の中にはいろんな仕事・資格試験もある。

医学部に入れなかったから人生が終わるわけじゃない。

 

学校の先生も勉強ばかりじゃなくて、そういうことを教えてあげたらいいのに。

先生達も勉強して大学入って先生になってるから、挫折の経験がないのかな。

 

息子の去年の担任の先生は、会社員をしていたんだけど、やめて母校の先生になったらしい。

会社員時代の話を聞くのは面白いって。

でも、その先生の科目は苦手で、15点だったというのはここだけの話。