「迷子になったらどうしますか?」小学校受験の面接で聞かれたら答えられるか?
「迷子になった時どうする?」とお子さんに聞いたことはありますか?
私は、ありませんでした。なぜなら、迷子にはならないと思っていたから。息子はどこに行くにも私が近くにいるか確認しているのを知っていましたし、私も息子の動きを追うようにしていたからです。
もし、迷子になってしまった時、息子はどう対処したのでしょう。
今回は、小学校受験の面接(口頭試問)の質問例から、買い物に行った時の店内でのマナーや迷子になった時の対処方法についてを紹介します。
具体的質問例(年長4月)
①あなたは買い物に行ったことがありますか?買い物に行く途中で気を付けることは何ですか?
②お店の中で気を付けることは何ですか?
③お店の中で迷子になりました。あなたならどうしますか?
返答内容
青色は先生の言葉 赤色は息子の言葉
①あなたは買い物に行ったことがありますか?→あります
どうやって行きますか?→自転車で行きます
自分で自転車に乗って行きますか?→お母さんの後ろに乗って行く
買い物に行く途中で気を付けることは何ですか?→立ったらダメ
どうして立ってはいけませんか→立ったら落ちるから
気を付けることは何ですか→ベルトする
他には?→じっとしておく
②お店の中で気を付けることは何ですか?→走ったらダメ
どうして走ってはいけませんか?→ぶつかる
どうしなければいけませんか?→お母さんについていく
お母さんについていかないとどうなりますか?→知らん人につれていかれる
お店のものを食べていいですか→ダメ
なぜいけませんか→・・・・・・
どうしたら食べていい?→お金払ったらいい
③お店の中で迷子になりました。あなたならどうしますか?→お店の人に聞く
お店の人に何て聞きますか?→・・・・・・わからない。
どう言ったら捜してくれるかな?→さがしてください
「迷子になったのでお母さんを捜してください」って言おう。
住所や電話番号も言えるようになろう。
設問のねらい
経験したことを自分の言葉で表現できる力を見ます。まず、経験した内容をできるだけ詳しく話せる習慣をつけることが大切です。
日常生活での様々な事柄に対して、どれだけ子どもたちが意識して行動しているか(家庭で意識させているか)が返答の詳しさに繋がっていきます。
今回の質問では、交通ルールや店内でのマナー、迷子になった時の対処方法を見ています。店内だけでなく、様々な公共の場のルールやマナー、また不測の事態の対処方法を日ごろから伝えてくれるかどうかが、返答の詳しさや適切さに繋がってきます。
自分が経験したことがないことも答えることができるように
息子は、どちらかと言えば落ち着きのない子でしたが、迷子にはなったことはありませんでした。少し離れるにしても、必ず、私が近くにいるか確認しているような子でした。だから、自分が迷子になることなんて考えたことはなかったのでしょう。(年長さんで、そんなことは考えないかもしれませんね)
自分が経験したことがないことも考えて返答するのは難しいですよね。面接が苦手な息子には難易度が高すぎました。今回も、あまり答えることができていません。年長の4月でこんな状態だけど大丈夫なんだろうか?と心配しましたが、9月の面接の時には、きちんと答えることができていました。
できるだけいろんな質問を想定して、考えることができるようにしておくと良いですね。