折り紙を4つ折りして自由に切って開くだけで線対称の概念が身につく?【小学校受験】
このブログでも対称図形の問題についてを取り上げました。
小学校受験の対称図形(折り紙図形)の概念は、小学校受験だけでなく、小学校高学年、中学になっても大切になってきます。
小学校受験の問題ではこのような問題が出題されます。
問題1
折り紙を一番上のように2つに折って、黒い部分を切り取りました。
開いたとき、どのような形になっているでしょう。
下の4つから選びましょう。
いかがでしょうか?
ポイントは、折り紙のどこを切っているかです。
問題2
折り紙を一番上のように4つに折って、黒い部分を切り取りました。
開いたとき、どのような形になっているでしょう。
下の4つから選びましょう。
4つ折り折り紙の解き方
問題2は難しいですよね。
でも、4つ折りも2つ折りと考え方は変わりません。
これはポイントを押さえると解くことができます。
最初から、開いた状態を推理するのは大変ですから、段階を踏んで考えていきましょう。
4つ折りは、2つ折りを2回していると考れば簡単に思えませんか?
赤丸の部分に注目してください。
これを広げると、どうなるか?を考えましょう。
結局は、具体物を使うのがベスト
どんな有名な先生に教えてもらっても、実際問題を目の前にした時に、解けない時ってありませんか?
大人なら、これまでの経験で応用ができるかもしれませんが子どもは経験が足りないので、できない場合が多いと思います。
では、どうやったら、子どもが理解できるのか?
簡単です!
具体物を使うのです。
つまり、実際に折り紙を使って解いてみることです。
小学校受験のお勉強をしているときだけ、折り紙を出すのではなく、普段から折り紙でたくさん遊ぶことが大切なんですよね。
子どもの時に手や頭を使っってやった経験は、きっと未来にも生きてきます。
逆に、問題集の中だけで考えていては、お子さんはわからないし、お母さんもイライラしてきて良いことなんてありません。
でも、折り紙を実際に切って見せてあげるだけで、お子さんも理解できると思います。
問題をすることを嫌がるお子さんなら、自由に切らせてあげても良いと思います。
自分が切ったものを開くとき、「どんな風になるかな?」と考えるのは、楽しいですよね。
「あの形にするにはどのように切ったらいいかな?」
なんて、自分で考えるようになります。
そんな風に遊びながら、線対称の概念を身につけておくと、小学6年や中学で出てくる線対称の単元も楽に理解できることでしょう。
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