小学校受験の言葉の問題に物知りは不利になる?
小学校受験には必須といっていいほど言葉の問題が出てきます。
といっても、小学校受験の段階では、ひらがな・カタカナを書かせるような問題はありません。
ひらがな・カタカナは小学校で習いますからね。
「ひらがな・カタカナは書けなくても、小学校で教えてくれるから大丈夫」というのも聞きますが・・・
確かに、小学校ではひらがな・カタカナは教えてくれます。
でも、でも、でも!!
正直、息子の学校では、ひらがな・カタカナは知っているものとして授業は進む(おそらく)ので、あっという間に授業は終わりました。
そして、早い段階から漢字の学習に入りました。
結局、入学前にある程度読み書きできないということなんですよね・・・。
小学校で習う漢字は、4年生の2月には全て習い終わります。
しかし、定着度は・・・かなり悪かったです。
だから、春休み中に必死に復習しなくてはいけませんでした。
話は逸れましたが・・・
小学校受験における言葉の問題は、基本的な言葉を知っているか?そして、その言葉の”音”を認識しているかをチェックされます。
言葉の問題1
下に書かれている物の名前は、いくつの音でできているでしょうか。
音の数だけ下のお部屋に〇を書きましょう。
ここで注目したいのは、右下のイラスト。
みなさんなら、いくつ〇を書きますか?
息子が通っている小学校では、”チョウ”でした。
でも、問題集の中には、”チョウチョ” ”チョウチョウ”と書かれているものもあります。
小学校受験をされるときは、受験される学校がどれを採用されているかを知っておいたほうがよいですね。
これもそうです。
”ナスビ” なのか ”ナス”なのか。
息子の学校では”ナス”でした。
あと、「きゃ」「きゅ」「きょ」などの拗音はこれで1音。
ですから「チョウ」は2音。
「きって」「ねっこ」のような促音は、促音だけで1音。
「きって」は3音になりますよ。
詳しすぎても逆に困る
あとは、紛らわしいから出題されないんじゃない?って言葉。
”フクロウ” と ”ミミズク”
息子は、左のイラストを”ミミズク”と思っていたため、答えることができない問題がありました。
「同じ音で終わるものどうしを線で結びましょう」
という問題だと、出題者が”フクロウ”として出題していたら、”ミミズク”だと思っている時点でアウトですよね。
でも、息子曰く、「これはミミズクだ!」と言い張っていました。
当時、鳥の図鑑まで引っ張り出してきて、フクロウとミミズクの違いを語られました。
簡単に言うと「頭のところに耳みたいなのがあるのがミミズク」だそうです。(例外はあります)
確かに、図鑑を見る限り、上の3つのイラストは
左から、ミミズク・ミミズク・フクロウとなっている。
おそらく、息子が正解なんだろうけど、フクロウとミミズクの違いなんて、そんなに気にしている人なんていないわけで・・・
塾の先生に自分で質問しに言ったけど、先生も困っていたそうです。
そして、塾の先生を悩ませた言葉はまだあります。
カラーのイラストが出ることは、あまりないのですが、これまた口頭試問の練習の時に出ました。
先生は、”チョウ”と答えて欲しかったのでしょうね。
でも、昆虫好きの息子は、”ジャコウアゲハ”と答えました。
授業が終わって、先生に呼ばれて・・・何かと思ったら・・・
「”チョウ”と答えて欲しかったのですが、”ジャコウアゲハ”と答えてくれました。慌てて昆虫図鑑で調べたら、確かに合っていたので正解としていますが、ペーパーの問題だと”チョウ”と答えるように指導をお願いします。」
と言われました。
最後に先生は、「〇〇小学校(息子が通っている小学校)は、ヒロ君みたいな何かに夢中になって調べることができる子が好きですから、きっと合格できますよ」
と言っていただきました。
まとめ
とにかく言葉の問題は、受験までに語彙をどれだけ増やすことができるかがポイントとなってきます。
言葉は、覚えていて損はないので、小学校受験をされないご家庭でも、お子さんの語彙を増やせるような働きかけができるといいですよね。
しりとりをするようになったら、語彙が多いととても楽しいですしね。