当ブログでは何度もお伝えしているのですが、小学校受験の問題は、小学校に入学前までに身につけておきたい内容ばかりです。今回は、年長の5月に出題された理科的常識の問題を紹介します。
お子さんに小学校受験をさせる予定はない方も、是非、お子さんにこんな問題にチャレンジさせてあげてください。
そして、小学校受験を予定している方は、年長の5月頃にマスターできることを目標できるように頑張ってくださいね。
仲間集めの問題
①お手本と同じ仲間になるようにカードを分けましょう。また、どのように分けたのかを言いましょう。(制限時間60秒)
②カードを仲間どうしに分けましょう(制限時間60秒)
設問のねらい
身近なものへの知識と、その知識を使って分類していく力を見る。
仲間分けをする時の基準は、子どもの発達段階(経験や知識)で少しずつ変わっていきます。
それぞれ以下のような段階を経ながら判断する力を付けていくことになります。
①色や形、大きさなどを目に見えるもので分ける段階
②(道具など)使う場面や目的などで分ける段階
③(動植物など)季節や生態で分ける段階
息子の回答
問題1
理由:実を食べる
理由:根を食べる
理由:葉を食べる
理由:くきを食べる
問題2
ライオン・くじら・コウモリ
にわとり・ダチョウ・すずめ・金魚・メダカ
に分けました。
理由:ライオン・くじら・コウモリは赤ちゃんで生まれるけど、その他は卵で生まれる。
別の答えでも理由が合っていれば正解
このような問題の場合、答えが1つとは限りません。
模範解答はあると思いますが、それ以外でも、内容が合っていれば正解です。
例えば、
飛ぶことができる
飛ぶことができない
他にも、「水の中で生きているものと陸上で生きている」などでも良いと思います。
野菜のどの部分を食べるか?
「野菜のどの部分を食べるのか?」という理科的常識の問題を出題されることがあります。「ほうれん草」だと「葉を食べる」というのはわかりやすいですが、「にんじん」「じゃがいも」「れんこん」となると難しくなりますよね。
まずは「根」「くき」「実」「葉」という言葉を覚えないといかませんよね。そして、それらが植物のどの部分なのかも理解しないといけません。
小学校受験の教室でしえてもらうだけでは不十分で、詳しく教えてあげ、定着させることができるのは家庭でしないといけないことです。
息子の場合は、手作り教材とスーパーで知識を定着させました。
画用紙に「葉を食べる野菜」「根を食べる野菜」「くきを食べる野菜」「実を食べる野菜」と分け、そこに野菜の絵を貼っていく。(我が家では、スーパーの広告の野菜の写真を切り取って貼っていました。はさみを使うので、工作の練習になりますよね)
そして、スーパーにお買い物に連れていき、実際の野菜を見て、「これはどこを食べる?」と聞きながら、定着させていきました。
動物の赤ちゃんで生まれるか(胎生)か卵で生まれるか(卵生)も、手作り教材を作ってあげるとお子さんは喜んでくれるかもしれません。
こういった理科的常識の問題は、座って覚えているだけでは面白くないと感じるお子さんもいるでしょう。そんな時は、手作り教材や、外に出てみるのも良いのではないでしょうか。