小学校受験や日々思っていることを綴り始めて、100記事を突破しました。
お受験の問題は、就学前に身につけておいて欲しい内容なので、受験するしないに関わらず、チャレンジしてみるといいですよ。
意外に小学校、中学校の勉強にもつながっていたりします。
今回は、線対称の問題です。
まず問題を解いてみましょう!!
線対称の小学校受験の問題
下の絵を見ましょう。
折り紙を半分に折って、黒い線の上をハサミで切りました。
切ったあと、紙を広げたら、どのような形になっているでしょう。
右から正しいものを選んで線結びしましょう。
線対称の問題が苦手なときは折り紙から始める
対象図形の問題は、折り紙を2つ折り(4つ折りの場合もある)して、ある形に切り取り、開いたらどんな形になっているかを考えます。
これは、最初のうちは、頭の中で考えてもわかりません。
必ず、折り紙を使って、どのような形になるかを確認してください。
小学校受験の段階では「線対称」という言葉は出てきませんし、覚える必要もありません。
でも、折り紙を2つに折って切ると、こんな形になるという仕組みを知っておくことは、決して無駄ではありません。
なぜかというと、線対称というのは、小学6年生の算数の範囲です。
6年生になるとこんなことを習います。
1.1つの直線を折り目にして折ったとき、折り目の両側がきちんと重なる図形は、線対称または直線について対称という
2.折り目にした直線を対称の軸という
3.対称の軸で折ると、きちんと重なる点・線を、それぞれ対応する点・線という
小学校受験の問題を解いている子どもたちは、このような定義を知りませんが、自然と身についているのです。
中学の問題だって解けるかも!
下の図は、ある図形の一部です。
直線ℓ を軸とした対称な図形を完成させなさい。
対称とか軸とか言葉は、未就学児には難しいですが、
青の線で折ったらこんな図形になったんだって。広げたらどんな図形になるかわかるかな?
なんて言ったら、ササッと解いてしまうかもしれませんね。ちなみにこの問題は中学一年の数学の問題です。
中学生で線対称の問題でつまずいてしまう子は、小さい頃に折り紙であまり遊ばなかったのかな?って思ってしまいます。
小学校受験をしなくても、小学校受験の問題に触れておくことは、無駄にはならないと思います。
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